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Fußball Tagebuch

ガンバと代表と欧州サッカーと、たまに趣味のこと。

武藤がチェルシーに行った場合の、懸念点と利点

チェルシー 武藤嘉紀 コラム 選手

武藤 チェルシーから正式オファー!今夏獲得へ移籍金7億円提示 ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

FC東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)が、イングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーから正式オファーを受けたことが8日、明らかになった。チェルシーは武藤の将来性を含めた実力を高く評価。今夏の獲得に向け、FC東京に条件面を含めた獲得オファーを出した。

FC東京の大金直樹社長(48)が正式オファーの存在を明かし、武藤も「自分自身はまだ何も決めていない」と強調した上で「素晴らしいチームからオファーを頂いたことは光栄に思います」と話した。

「今はFC東京でファーストステージ優勝に貢献したい。まずはJリーグで優勝することに集中したい」と話した武藤。

というわけで、ガセガセ騒いでた話がふたを開けたら本当でしたと言う。しかし、このまま移籍するにはチョー痛い。なので今回は「どうしてそんなきついんや?」と言う方向けにいろいろ書いていく。

1.レンタル修行に出される

 めっちゃ出されます。ここについてはサカキンさんが書いてくれていて、

武藤嘉紀はどうなる? “多過ぎる”チェルシーからレンタル移籍中の選手たち | サッカーキング武藤嘉紀はどうなる? “多過ぎる”チェルシーからレンタル移籍中の選手たち | サッカーキング

 

 ■4月9日現在、レンタル移籍中のチェルシー所属選手(カッコ内、現プレーチーム/年齢/過去を含めた代表歴)

▼GK
マテヤ・デラク(→FKサラエヴォボスニア1部>/22歳/U-21クロアチア代表)

▼DF
ネイサン・アケ(→レディング<イングランド2部>/20歳/U-21オランダ代表)
アレックス・デイビー(→スカンソープ・ユナイテッドイングランド3部>/20歳/U-19スコットランド代表)
トマーシュ・カラス(→ミドルズブライングランド2部>/21歳/チェコ代表)
トッド・ケイン(→ノッティンガム・フォレストイングランド2部>/21歳/U-19イングランド代表)
ケネス・オメルオ(→ミドルズブライングランド2部>/21歳/ナイジェリア代表)
ウォラス(→フィテッセ<オランダ1部>/20歳/U-20ブラジル代表)

▼MF
クリスティアン・アツ(→エヴァートンイングランド1部>/23歳/ガーナ代表)
ルイス・ベイカー(→ミルトン・キーンズ・ドンズイングランド3部>/19歳/U-21イングランド代表)
ナサニエル・チャロバー(→レディング<イングランド2部>/20歳/U-21イングランド代表)
ウリセス・ダビラ(→ヴィトリア・セトゥーバルポルトガル1部>/23歳/U-23メキシコ代表)
ガエル・カクタ(→ラージョ・バジェカーノ<スペイン1部>/23歳/U-21フランス代表)

マルコ・マリン(→アンデルレヒトベルギー1部>/26歳/ドイツ代表)
ジョシュ・マクイクラン(→フィテッセ<オランダ1部>/22歳/U-21イングランド代表)
ヴィクター・モーゼス(→ストーク<イングランド1部>/24歳/ナイジェリア代表)
マリオ・パシャリッチ(→エルチェ<スペイン1部>/20歳/クロアチア代表)
ルーカス・ピアソン(→フランクフルト<ドイツ1部>/21歳/U-17ブラジル代表)

オリオウ・ロメウ(→シュトゥットガルト<ドイツ1部>/23歳/U-23スペイン代表)
ハメド・サラー(→フィオレンティーナ<イタリア1部>/22歳/エジプト代表)
ジョン・スウィフト(→スウィンドンイングランド3部>/19歳/U-20イングランド代表)
バートランド・トラオレ(→フィテッセ<オランダ1部>/19歳/ブルキナファソ代表)
マルコ・ファン・ヒンケル(→ミラン<イタリア1部>/22歳/オランダ代表)

▼FW
パトリック・バンフォード(→ミドルズブライングランド2部>/21歳/U-21イングランド代表)
クリスティアン・クエバス(→ウニベルシダ・デ・チレ<チリ1部>/20歳/U-21チリ代表)
イスラム・フェルス(→ブラックプールイングランド2部>/19歳/U-21スコットランド代表)
スティペ・ペリカ(→ウディネーゼ<イタリア1部>/19歳/U-21クロアチア代表)
ジョアン・ロドリゲス(→ヴィトリア・セトゥーバルポルトガル1部>/18歳/U-20コロンビア代表)

 えー、というわけですべて合わせて総勢27名がレンタルに出されています。しかもこの27名は一人ひとりチェルシーからオファーを受諾した実力者であり、大半が10代~20代前半の有望株だらけ。とっくにA代表の主力としてプレーする者も何人かいる。レギュラーをつかみ取るには、まず最初にこの27名から抜けた個の力と実績が、必然的に必要となります。にしても多いw

 

2.ポジション争いがワールドクラス

 イングランドの強豪と言うのもあって、2列目のタレントはもはやワールドクラス。まずチェルシーの基本的なメンバー表を振り返りましょう。

サウサンプトン戦メンバー↓

▼スタメン
GK 13 クルトワ
DF 24 ケイヒル
DF 26 テリー
MF  4 セスク
MF  8 オスカル
MF 10 アザール
MF 21 マティッチ
MF 22 ウィリアン
FW 19 ヂエゴ・コスタ
▼控え
GK  1 チェフ
DF  3 フィリペ・ルイス
DF  5 ズマ
MF  7 ラミレス
MF 23 クアドラー
FW 11 ドログバ
FW 18 レミ

サウサンプトン戦陣容↓

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 武藤がこの中に入る場合4-2-3-1の2列目左になるわけですが、このポジションはコロンビア代表クアドラード、ブラジル代表ウィリアンとオスカルとラミレス、ベルギー代表エデン・アザールらの持ち場となることが多いのでありまして、ちなみにこいつら全員各国代表のエース級なんですよね。ブラジル代表、コロンビア代表、ベルギー代表と言う強豪国のレギュラーとしてプレーしています。現段階だと武藤のレギュラー入りの可能性は無に等しいです。しかもトップにはドログバ、レミー、ジエゴコスタとかいうウイイレ並みの面子となっております。もっと無理ゲー。

 

3.トップクラスの実力者が何人も干されてる

ここ最近までいた同ポジションのメンバーに、エジプト代表のハメド・サラーベルギー代表のケヴィン・デ・ブライネ、ドイツ代表のアンドレ・シュールレらというまたも各国エース級がいたわけですが、こいつら全員干されて出て行きました。ドログバ2世と謳われたルカクも、あっという間に干されてエヴァートンへ移籍しています。その後サラーはレンタルでフィオレンティーナ、デブライネ、シュールレらはヴォルフスブルクという各リーグの強豪に移籍し、レギュラーポジションを奪い取ろうとしています。逆に言えば、強豪でレギュラー獲れるレベルの選手が普通に干された、ということ。過去にここにいた実力者が試合に出ることさえままならなかったという事実を踏まえると、尚更厳しい物があります

 

移籍した場合の利点

 利点としては、ヨーロッパでの試合経験が積めるということ。レンタル祭りとはいえ未だ価値の高いチェルシーブランド。移籍金払ってますからある程度行先にはアテがあるでしょうし、移籍先で活躍できればヨーロッパで多くの経験を積めます。

チェルシーのレンタル先としてよく利用されるフィテッセには過去に安田やハーフナーが在籍したこともあり、日本人選手が入っても馴染めそう。今後代表でやっていくにあたってヨーロッパでの経験は今後のキャリアを考えても大きい物になるはず。また移籍先で十分な実績を出せれば、チェルシーで公式戦に出られる可能瀬も浮上してくる。

結論

結論としてはリスク高すぎとしか言えません。欧州で経験積めるとはいえ、出番がなければ宮市の様なベンチ生活が待っています。まだ公式戦の経験も薄く、22と言う世界的には若くない年齢で身の丈に合いそうにないビッグクラブに行くのは、リスクがあまりに高い。ましてやプレミアリーグとなると大けがをする可能性も懸念もされる。本人が望んだ場合はそれを尊重する必要がありますが、少なくともそれがベストな選択かと問われると、賛否両論はあるでしょうね。

海外移籍するならこうしろ!

もし海外志向があるならまずブンデス中位~上位から始めろ!とおすすめしたい。

ブンデスリーガはアジア系選手の特徴であるスピードやアジリティが活かせ、実力があればレギュラーももぎ取れます。中田英寿が平塚にいたときもアーセナルユヴェントスからのオファーを蹴って下位ペルージャから海外でのキャリアを積み、成功を収めましたので、個人的にはいきなりビッグクラブと言わず、そういったところおからすすめたい。レヴァークーゼンとかあのへんでどうにか。他のクラブから打診があるのか分かりませんが、その中堅~上位クラブあたりで実績を出してから、チェルシーと言わずどこか欧州の強豪でやれれば最高でしょう。ただ、岡崎がシュツットガルトで活躍できなかったところをトゥヘルに見いだされてマインツで生かされたように、クラブの強さより自分に合うクラブを見つけることも大事でしょうね。まあ一度しかないキャリアですし、冒険してみるのも案外いいかも?

 

というわけで以上の通り。色々な意見が飛び交ってるとはいえ、武藤嘉紀は現在日本が誇る疑いようのないトップクラスの逸材の一人。順調で悔いのないキャリアを歩んでほしい物ですね。


武藤嘉紀 2014J1リーグ戦 ゴール集 Yoshinori Muto FC東京 - YouTube