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Fußball Tagebuch

ガンバと代表と欧州サッカーと、たまに趣味のこと。

Jリーグチャンピオンシップ・浦和レッズvsガンバ大阪の雑感と得点解説「12人目はゴールポスト」

CS J1 Jリーグ 浦和レッズ 試合雑感 ガンバ大阪

埼スタで行われた今試合、結果は延長戦含め1-3でアウェーのガンバ大阪が勝利。年間順位2位に繰り上げでACLストレートイン、レッズは年間3位に繰り下げ、ACLはPOに回る結果に。

雑感

やっぱり終盤で切れてしまったレッズと、最後の最後まで走り切ったガンバの違いだった印象。試合通して立ち上がりはレッズが優勢に試合を進め、サイドから中へ、という戦い方を中心にダイレクトパスやひたすらクロスを打ち込むやり方でゴールを狙った。

しかし立ちはだかる東口と、中を締められターゲットにボールが入らないことでレッズがやや攻めあぐねる展開に。そこにガンバは2列目のボール奪取とパトリック、タカシ・ウサミのカウンターでゴールに迫る”いつもの”やり方であった。

前半はお互いせめぎ合ったが、後半は立ち上がりから最終ラインの組み立てでミスを犯し失点。何が起こったのか意味不明だったが、そこのキャプチャを見るとまあ失点の仕方は意外とあっさりしていて、

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まずは今野がプレスに行き、そこで西川が横パスをする。そして

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コースがなかった受け手の選手は前に居たやつ(名前分からん)にパスを送るも、当然読まれまくりなので大森に余裕でカット

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最後に誰にもマークされなかった今野がゴールを決めて先制した。誰かが戻って今野につくか、西川のパスを受けた選手に対してもう一つパスコースが作れるように誰かが動いていればどうにかなっていたものを、あっさり献上してしまったと...。

その後はお互いオープンな展開になり、守備が緩む感じに。試合の盛り上がりや攻守の切り替わりもめまぐるしくなっていった。そんな中”ガンバキラー”になりつつあるズラタンが入ってくると、クロスのターゲットが増えたのもあり一気にレッズの攻撃に怖さが増す。そして迎えたセットプレー、こぼれたところをズラタンが押し込んで同点になった。セットプレー解説は単純にズラタンのポジションが良かっただけなので割愛。

レッズ優勢な展開は終盤まで続き、最後は武藤のヘッドがバーにあたってあわやゴールと言う場面もあったが、ギリギリ1-1で90分を終えた。

延長戦は体力残る限りの総力戦。思えばここでレッズの槙野、関根、森脇らが足を痛めたり攣ったりなんてことが多かったのが敗因になるだろうか。そもそも延長あるのに交代3枚使うペトロヴィッチもどうかと思ったが。そのギリギリの延長戦でガンバが投入したのは19歳井手口。何やかんやで積極的にプレッシングに行けていたので結果的にはよかったが、長谷川監督が珍しくリスキーなカードを切った瞬間だった。

お互い満身創痍の中で迎えた延長後半は、レッズは単調なクロス放り込みに終始し、ガンバもへとへとになりながらボールめがけ走る。しかし徐々にレッズのDF陣が走れなくなると、ガンバがボールを回し始め、アタッキングサードに侵入。どっちへ展開が転ぶのか、そんな中突然起こった事件、それが

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再三ファインセーブを行った東口もビックリ仰天な丹羽のスーパーバックパス。ちなみにこれ、映像をよく見ると東口の脚はわずかにボールにかすってコースが変わっているので、ここでもやっぱりすごかった。かすって無かったら多分OGだったかと。そうしてそのままゴールポストに跳ね返ると、すかさずボールを東口がサイドの選手へ蹴り飛ばし自作自演カウンター開始。ジェソクがボールを受けて遠藤へ渡し、ワンタッチでパトリックへ。

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数的同数の中、パトリックが受けて二人を集めると、サイドの米倉へ出す。

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最後は倉田がフリーランでマークを引っ張り、空いたスペースへ駆け上がってきた藤春にクロスをあげ、ボレーシュートを叩きつけ2点目をあげた。中→横→クロスと言うパターンはおそらくレッズが一番狙っていたパターンだと思われただけに、その形で失点をこうむるというのは中々不思議なものである。まあパトリックがボールを持った時に、3枚しかいないのに2枚ともつられてしまったのが全てで、とはいえもし1枚でだけでパトと対峙させたらぶち抜かれるのが落ちなので、ゴールポストを利用したカウンターから中まで運ばれてしまった時点で決まっていたのかもしれない。藤春にとっては記念すべきバースデーゴールになったであろう。最後はFKから関根の裏をパトリックが軽々抜け出し、あっさり3点目献上と言った形だった。

総括

レッズとしてはいつもと似たような「後半2失点」で負けたという形になったが、何より年間勝ち点9差もつけておいて延長戦までつき合わされ、3位に落とされるという理不尽オブザ理不尽システムの第一被害者になってしまったのは言うまでもない。終盤で集中力が切れるという欠点がある以上王座の座は...と言いたいところだったが、さすがに可哀相だと思った。結局こういった終盤における選手のメンタルマネージメントの脆弱さを改善しない限りはいつまでも「惜しい所で負ける」という悪循環から逃れられないように思うのだが。たぶんペトロヴィッチがそういった部分を重要視していないからこうなるのだろうが、こういった勝負ごとに置いてはそこは一番優先すべきところだろうに。

ガンバは厳しい過密日程だったが鳥栖の頑張りで滑り込むとレッズを何とか蹴散らし、年間3位から2位に繰り上げ、ACLストレートイン。結局3位が一番得をするという謎展開に持って行ってくれた。宇佐美を途中交代で休ませ長沢も温存できたので割と良かったかもしれない。パトリックの疲労度が気になるところだが、CS決勝は果たしてどうなるのか楽しみなところである。

最後に、レッズ戦の過去記事張っておくので暇な方はよろしければどうぞ。

 

gutierre.hateblo.jp

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