Fußball Tagebuch

ガンバと代表と欧州サッカーと、たまに趣味のこと。

トーレスを知らない人へどんな選手かを伝えたい記事

トーレスって誰?」「名前だけ知ってるけど...」というサポーターがいるかもしれないので。

この記事を書いている当日、トーレスサガン鳥栖の入団を表明しました。

 

headlines.yahoo.co.jp

サガン鳥栖が獲得を目指していた元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(34)が10日、鳥栖入りを正式に表明した。この日、スペインにある自らのジムで会見を開いた。トーレスは背番号9の、鳥栖のユニホームを両手で掲げた。

世代にもよるかもしれませんが、トーレスは私なんかの若者が見てた世代ではバリバリ全盛期。しかし最近は落ち目になり、名前を聞く機会も減ってきました。そんな中もっと若いサポーターの方等ですと知らない方もいるかもしれないので、軽く紹介したいです。

クラブ経歴

トーレスはまずアトレティコのユースから昇格した生粋のアトレティ子(上手い)で、若いころから世界中に注目されていた選手でした(当時の同期に、独特な解説で有名な玉乃淳さんがいたことも有名)。で今でこそ強豪ですけど昔のアトレティコは上がりたての昇格組で、トーレスはその中で奮闘していました。そんな中アトレティコフォルランを獲得した時期あたりからリヴァプールに移籍。そこで一気に大ブレイクを果たします。

このころのトーレスは知っている人も多いのではないでしょうか。実際自分が彼をまともに見たのもこの時。当時現役バリバリのパサー、ジェラードから数タッチでスペースに出されたパスへ、トーレスが一瞬で抜けだす形を中心にゴールを量産し、当時のプレミアリーグ、また欧州のFWの中でもトップクラスの評価を得ていました。同時期ユナイテッドにいたCロナウドが爆発してたので、タイミングが違えばそれこそプレミア1のFWだったのではというレベルです。その後、チェルシーに移籍するのですが、思えばこれが失敗でした。

加入直後のチェルシーアンチェロッティが指揮し、その後ヴィラスボアスが就任しましたが、裏への一本を狙うカウンタースタイルのリヴァプールと違い、チェルシーはポゼッション(パスを多く回す)タイプのサッカーを志向していました。でそもそも彼はテクニック自体はそこまで高くはないので、繋ぐタイプのサッカーに合わなかったのもあり不調が続きました。一番酷い時期はもうほんとに何やっても入らなかったですし、「師匠」と呼ばれ始めたのもこの頃かなと。何で獲ったんだよと言う気持ちでしたが、当時のトーレスはスピードといい本当に凄まじかったので、会長のアブラモビッチが欲しがったのもあるかもしれないですね。で更にその後就任したディマッテオの元ではやや調子を取り戻したのち、当時本田さんのいたミランへ移籍しました。

しかしミランでも不調は続く。この時の監督は似たようなプレースタイルだったインザーギだったので、なんかいい感じに復活しないかな?と思いましたが上手くいかず一瞬で退団。すると故郷のアトレティコからオファーが飛び、見事復帰を果たしました。

監督は一時期同僚だったシメオネというのが何とも面白いですが、ここで復活を遂げます。堅守とカウンターと軸とした戦術の元で得点を増やし、17シーズンでは頭を打って離脱はしたものの残留、翌シーズン最終戦もお膳立てを受けながらゴールを決めて退団。で、今回サガン鳥栖に来たわけです。

プレースタイル

最大の持ち味はやはり圧倒的な加速と抜け出しの速さでしたが今となっては相当失われてきており、最近では献身的なプレーであったり、ポストプレーなど器用な動きが増えた印象です。素晴らしいゴールを決める一方で、その整った容姿によって照れてしまったゴールが顔を逸らしてしまうこともしばしばあります。日本レベルだと体の強さもそれなりに発揮されるのでは。しかしまあ当時の様な抜け出しはあまり期待できないように思います。以前までいた鎌田が残留してれば二人の連携は面白そうだったんですけどねぇ...。しかしイバルボとのコンビネーションもワクワクしますし、フィッカデンティさんの手腕によってどうなるのか見もの。サッカースタイル自体もフィットしそうですし、今後が楽しみです。

 

神戸のイニエスタといい今回のトーレスと言い、スペイン代表のビッグプレイヤーが来てくれたというのはリーグの活性化において非常に大きいですね。彼ら目当てでスタジアムに訪れたいと思う人も珍しくないでしょう。特にこの二人は以前のカカウフォルランらと比較するとまだ年齢も極端に高くないので、面白くなってきたのではないでしょうか。